矯正歯科の治療は痛い?

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一般的な歯科に対して誰もが持つイメージとして、治療には痛みが伴うということが挙げられます。虫歯の治療では腐食してしまった部分を削り落とす必要があるため、どうしても痛みが生じてしまいます。その独特なドリルの音が苦手という方も多いです。ですがそのようなイメージは矯正歯科には当てはまりません。矯正歯科では基本的に歯を適切な位置に移動させるための矯正器具を装着する処置を施します。その処置だけでは痛みを感じることはありません。


矯正歯科での治療で痛みを感じることがあるのは実は矯正歯科の中ではありません。矯正器具を装着してから数日経過した時点、実際に歯が移動を開始した頃に鈍い痛みを感じることがあります。その痛みは何もしていない時にはほとんど感じることがないのですが、唯一ものを食べる時に自覚することがあります。それは歯が移動を開始した証拠であり、実際に歯列矯正の効果が現れ始めたことが実感できる瞬間でもあります。

ただ、この痛みも基本的には数日で治まります。あとは矯正歯科で矯正器具を付け替えた際などに同様のタイミングで痛みが生じることがあり、その繰り返しで歯列矯正の治療が進んでいくことになります。一般的な歯科治療の際の神経に響く痛みは生じることがなく、歯が移動を開始する際の鈍い痛みが唯一のものであるので、痛みが苦手という方でも安心して治療を受けることが可能です。ずっと継続するような痛みが生じることはほとんどありません。